ウイングモアの納品と試運転


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今年、国の施策で実施された「経営継続補助金」。まわりの農家さんも結構申請していて、ほぼほぼ採択されていた様子。

うちとしてはウイングモアと保冷庫を申請して無事審査通過しまして、先日さっそくウイングモアが納品されました^^; 3/4補助は嬉しすぎますね。実質7万円!

今回導入したのは、オーレックの「WM-757P」という機種で、7馬力、刈り幅710mm、フリーナイフ仕様、ウイング部は30度と60度に設定可能なものです。

購入したウイングモア

燃料は無鉛レギュラーガソリン。すでに持っている管理機・ウッドチッパー・刈払機・エンジンポンプすべて無鉛レギュラーガソリンなので統一できて燃料の管理が楽です。すべて4サイクルエンジン。排ガスも比較的クリーンです。

モアといえば、ハンマーナイフモアやスパイダーモアがありますが、うちの畑や栽培方法に一番合うものとしてはウイングモア一択でした。

スパイダーモアだと斜面の草刈りが可能ですが、実際に使用してみた感じとしては、うちの圃場の比較的急峻な法面では安定して走行することが困難なようでした。あと、裁断した雑草の上で滑って下に落ちてしまうなど、実務面で困難さがありました。また、刈り幅があまり広くないため、ハンマーナイフモアやウイングモアに比べて草刈り作業に時間がかかることと、斜面で使用することが前提のスパイダーモアはどうしても2サイクルエンジンの混合油使用となってしまい、他の農機(4サイクル無鉛レギュラーガソリン)と違う燃料管理が発生する面倒さがありました。加えて、あまり背丈の高い雑草を刈るには能力不足かな、という懸念もあります。

スパイダーモア

ハンマーナイフモアですが、こちらは刈り幅が広い機種も多く、比較的背丈の高い大きな雑草も効率よく裁断してくれる点で心強いのですが、うちの圃場はミニマム主義で面積も広くはなく、雑草を背丈が伸びるまで放置することもほぼないため、若干オーバースペックな側面がありました。


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ハンマーナイフモア

ウイングモア一択だった、と書きましたが、もっとも魅力的だったのはやはり「ウイング」機構があることでした。機体をハンドル側から見て左側がウイング部になっていて、下方向に30度あるいは60度の角度をもって「くの字」にスイングすることができます。下はそのイメージ動画です(メーカーはISEKI)。

もちろん、動画のように畦の草刈りで平らな面と法面の上部を同時に刈れるメリットも大きいですが、それだけでなく、作物を栽培する「畝」の草刈りでも大いに役立つことが最大の魅力でした。畝は割と高畝にしてありますが、畝の上面と斜面の草を同時に刈ることができます。ハンマーナイフモアだと上面しか刈れず、スパイダーモアでは上面と側面を別個に刈るため時間がかかります。

うちは主に秋から冬にかけて微生物への餌やり(高炭素資材入れ)を行います。具体的には、畝の上面に籾殻や落ち葉などを散布し、それを管理機で浅くすき込みます。秋から冬にかけて行うのは、寒い間はバクテリアの活動が抑えられ、相対的に(高炭素資材のリグニンやセルロースを分解できる)糸状菌、つまり真菌類の活動が主となるため、腐敗が起きにくいためです。

ただ、春先になれば当然雑草が生えてきます。マルチを使う夏野菜の畝なら予めマルチを張っておけばよいのですが、秋以降に使用する畝だとマルチを使用しないため、冬に土作りをしても春から夏にかけて複数回草刈りをする必要が出てきます。これまでは刈払機で草刈りしていましたが、暑い季節に畝の上面、側面それぞれを何度も草刈りするのは大変ですし、体への負担もあります。刈った草も足が長いため、畝間に置いたままだと雨が降った際に腐敗を招きやすく、片付けるとなるとそれこそ時間のロスです。

そこでウイングモアがあると、1畝あたり1往復すれば畝の上面・側面が同時に草刈りでき、さらに草が細かく裁断できるため、しばらく畝の上で乾燥させて半生の状態で管理機で浅くすき込めば、さらに微生物への餌やりにもなります(春先は腐敗を招きやすいのでほどほどにする)。

土が粘土質で水はけに課題のある圃場では高畝が一般的ですが、とくにそのような畝であればウイングモアが大活躍します^^; もちろん慣行栽培では播種・定植の直前にトラクタで畝立てするほうが一般的なので、ウイングモアで畝の草刈りをするといった用途は想定されないとは思いますが、うちは上記の通り微生物への餌やり&バイオマス増大を重視しているため、ウイングモアとの相性がとても良さそうです。

さらに、畦畔の雑草をウイングモアで刈って出る裁断された草も、集めれば微生物への餌として重宝するので、とても合理的だと考えています。刈払機で刈った草は足が長いので、管理機で無理にすき込もうとすればロータリーに絡みつくだけですが、裁断された草は畝に散布しやすく、ある程度朽ちてからなら管理機でもなんとか鋤き込めるんじゃないかと思います。

まだ実際に畝で試したわけではないですが、また機会があればこちらのブログで結果報告したいと思います。

最後に、今回購入したウイングモアで畦畔の草刈りをしてみた(試運転)ので、写真をあげておきます。ウイング部を水平にすれば、平坦部の草刈りもあっと言う間!斜面は刈払機で刈る予定です^^;


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