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今回は、昨年2019年の5月に購入した、「ウッドチッパー|ガーデンシュレッダー|粉砕機 HAIGE HG-65HP-GGS 6.5馬力」のレビューをしたいと思います。
楽天にて購入。クーポン利用で10万円強でした。
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まだまだ使いこなすには程遠いですが、現状、何度か使用してみた感想を書いておきます。
購入の経緯
就農したのは2018年の秋ですが、僕が畑を借りた地域というのが「野焼き」に対する通報が日常的な地域で、その是非の議論は置くとして、野焼きの通報があれば、短くとも30分、長い場合は1時間以上も警察対応に時間を取られることがざらです。
また、僕は就農をしたら、畑に微生物の餌として生の炭素有機物を多く土に投入する予定でしたので、作物残渣としての枝のチップなど細かくした資材が必要でした。
そういった理由から、ウッドチッパー(ガーデンシュレッダー|粉砕機とも)を購入する予定は早い段階で立てていました。
ウッドチッパーのメーカーは多々あるかと思いますが、最終的にハイガー産業を選んだのはやはり価格。就農したてで、何十万もする高いウッドチッパーはさすがに手が届きません。
中古という手もありますが、ちょうど手頃なものがそのタイミングでは見つかりませんでした。
話を戻しますが、当メーカーのレビューを見る限りそれほどリスクはないと判断して、上記の通り、楽天にて購入しました。
確か、中国からの輸入だったと記憶していますが、商品は西濃運輸さんの営業所まで取りに行く必要がありました。自宅からは片道1時間といったところです。
こんな感じで、フォークリフトで商品の入った木箱をパレットごと軽バンに乗せてもらいます。下の部分が黒のゴムカバーで隠れていますが・・・。
組立てと試運転
海外からの輸入品とはいえ、ハイガー産業はれっきとした日本の会社さんで、取扱説明書もちゃんとした日本語のものが付いています。
ハイガー産業ホームページ: https://www.haigeshop.net/
その取説を見ながら組み立てていきましたが、大きな塊のパーツを組み合わせていく程度のことですので、それほど難しくはないかと思います。
あとで触れますが、電話対応もとても親切なので、組立て段階でわからないことがあればすぐに教えてもらえると思います^^;
とりえあず組立て完成の様子です。
この商品は、粉砕能としては直径10cmほどの丸太までOKとのことですが、試運転なので、まずは柔らかい若竹(筍が伸びてきたやつ)で試してみました。
そのときの様子が以下の動画です。
対象が柔らかいのでそれほど騒音はしませんでしたが、ホッパー(投入口)に若竹を差し込むとどんどん吸い込まれて排出口からチップ化された竹が出てくるのが分かるかと思います。
やはり笹はそのまま出てきてしまいましたが。。。
ちなみに、このウッドチッパーは4サイクルエンジン仕様で、エンジンオイルを事前に入れておく必要があります。うちではHONDAのものを使っています。
成長した竹のチップ化で詰まる
後日、近所の農家さんから頂いた伐採したての竹のチップ化に試みました。
ちなみに、緑が抜けて黄色っぽく変色してしまった竹は、メーカーとしてはチップ化しないように、とのことでした。乾燥が進んだ竹はすぐに割れて、回転するドラムに巻き付いてしまうようです。
試運転のときのようなかなり湿っぽく柔らかい若竹と違い、こちらの竹は結構硬くなってしまっているため、運転中はそれなりの音がします。
近くに人家がある場合は、できるだけ距離をとって、時間帯も考えたほうがよいですね。
まずは細めの竹からチップ化していきました。できたチップがこちら。
確かに細かくチップ化されてはいますが、ところどころ繊維の長い荒いチップも混ざっています。用途が限られてきますね。
そのあと、少しずつ竹の径を太いものに移していってチップ化作業をしていたのですが、悲劇は起きました。それも1度では済まず・・・orz
何かというと、径の太い(だいたい8cm以上?)竹をチップ化する際、竹が繊維方向で何枚かに割れてしまい、それが回転ドラムと内側の壁の間に詰まってドラムが止まってしまうんですね(汗)
伐採したばかりで、それほど乾燥が進んではいないはずですが・・・。
はじめの1~2回は、ホッパー(投入口)を取り外して、直接割れた竹をドラムから引き抜いたり、ドラムの軸を直接スパナで回したりして解決しましたが、ある日、どう足掻いても竹が抜けない事態に陥ってしまいました(T_T)
困ったあげくハイガー産業に電話(土日祝はお休み)して、ドラムすぐ下のハウジング(鋳型の容れ物)の一部を取り外すことで、なんとか力技で竹を引き抜きました。
この先、竹のチップ化をこの機械でやるかどうかは不明です・・・。
幸い、メーカーの担当者の方が懇切丁寧に対応していただいたので、そういう意味では、この先何かあったときの安心感は増しました^^;
細かい枝のチップ化でもハプニング?
夏野菜の残渣(ナスやピーマンの枝など)をチップ化する際には、ドラムのあるハウジング内部で、チップ化された木片が排出口からうまく排出されずに残ってしまう不具合も起きました。
排出口の先端が、ドラムよりだいぶ高い位置にあるのがひとつの原因かと思います。
10分に1回は、エンジンを止めてホッパーを取り外して中のチップを取り出さないといけない状況です。
まだ機械に慣れず使い方がまずいのかもしれないですね(汗)
ちなみに、このチップ化作業で出てきたチップはこんな感じ。ちょっと荒いでしょうか。ドラム下のクリアランス(スキマ)の調整が良くないのかもしれません。
菊芋の残渣のチップ化
割とうまくいったのは菊芋の残渣のケースです。
ある程度太さもあり、まっすぐ伸びていて側枝がすくないので投入もしやすいです。
木の枝ほど硬くはないので、ホッパー内でバタバタ暴れることも少ないように思います。
菊芋の残渣だけでも結構な数が毎年でるので、燃やす以外の選択となると、チップ化以外にはいまのところ見当たりません。
幸い、微生物の餌にする炭素有機物が必要なので、そういう意味でも一石二鳥といえるかもしれないですね。
以上、ウッドチッパー「HAIGE HG-65HP-GGS 6.5馬力」のレビューでした。