刈払機をエンジン式から充電式へ。


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エンジン刈払機が逝くまで

これまで、マキタの4stエンジン式刈払機:MEM2651UHTを4~5年使っていました。

4ストロークで混合ガソリンを作る必要もなく、排気も2ストよりクリーンで騒音も抑えられていたので、個人的には使いやすく好きだったのですが、2年くらいまえにエンジンがかかりにくく回転が上がらないという症状が出て、5,000円ほどの修理代を出して修理をしてもらいました。

が、短期間に同じ症状がまた2回出て、マキタのサービスでみてもらったところ、2回とも無償で修理してもらいました。

ところが、です。

説明書もマーカー引きながら読み込み、メンテナンスやオイル交換なども意識してやっていたのですが、今年の夏ごろからやはり同じ症状が出てしまい、修理に出した結果新品購入以上の修理額が提示されたため、やむなく新しい刈払機を購入する運びとなりました

エンジン式か充電式か

エンジン式?

そもそも、エンジン式にするのか充電式にするのかを決めないといけないのですが、エンジン式について言えば、ガソリンがあればとりあえず草刈り作業をどんどん進めることができ、パワーの面でもそれほど心配はいらない一方、これまでエンジン式を使うなかで感じたデメリットは決して少なくありませんでした。

例えばエンジン式ゆえの騒音と振動、あと2ストよりマシとはいえ、やはり気になる排気。エンジン式は長時間使用するほど身体への負担が大きく健康面の懸念があるのは言うまでもありません。

作業をしていて、風の流れ的にちょうど排気が顔にあたって思いっきり口で吸い込んでしまったときの不快感や、すぐ近くで発せられるエンジンの大音量はやはり不快で(個人的に聴覚過敏もある)、耳栓をしていても耳が蒸れたり痒くなったりして、草刈り作業をしないとと思っても、一種の学習性無気力が現れてしまう始末。

農家にとって草刈り作業は全体の農作業のなかでもそれなりの割合を占めるものですので、できるなら少しでも楽しんでやりたい、とは思っていましたが、不快指数の高い作業はなかなかそうもいきません。

エンジンの始動も常にスムーズにいくとは限らず、何度もリコイルスターターを引いているうちに、すでにエネルギーを消耗して疲弊してしまいますし、時間のロスも発生します。

また、エンジン式はパーツ点数も多い分、どこかで不具合が発生しやすく、パイプ類など消耗品も少なくないため、どこかしらの不具合で刈払機自体が使えなくなるという場面にも遭遇しやすくなります。

エンジン式刈払機のメンテナンスをほぼ自分で完結できるようになるのが理想ですが、この世界的脱炭素の流れと化石燃料高騰の情勢のなかエンジン式刈払機がいつまで農業で主力で使われるかも怪しく、せっかく学習コストをかけてエンジン式の構造やメンテに詳しくなっても、結局充電式のほうが普及する可能性も高いと思ってきました。

充電式に関しては、パワーや持続力などの現状の課題はありますが、長い目で見ればやはりテクノロジーの進展で解決されうる問題なので、大局的には充電式に置き換わるのは時間の問題です

充電式?

充電式刈払機を使ったことがないか、といえばそういうわけでもなく、実は去年の冬、たまたまホムセンで展示品の充電式刈払機が格安で販売されており、買わないほうが機会損失と即購入したことがありました。


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マキタの「MUR185SDSF」という、当時ホムセンで新品が30,000円超で売られていた充電式刈払機ですが、展示品ということでメーカー保証付きで14,000円ほどで購入できました。マキタ純正バッテリー2個+充電器付きということもあって、運良くかなりお得な買い物でした。

シングルバッテリーで18V仕様のため、プロ農家仕様とは言えそうにありませんが、これまで数回使った感じでは、膝下くらいの丈の雑草などであれば問題なく刈れるといった感想です。

充電式特有のデメリットは確実にあるものの、少なくとも上に挙げたようなエンジン式特有のデメリットは解消され、本体も軽く、エンジン式のように本体をいったん地面においてリコイルを引いて始動させるという手間もなく、ちょっとした農作業の間にも使おうと思えるほど手軽な感覚のものでした。

また、エンジン式に比べてのランニングコストの小ささは刮目すべきで、ちょっと計算をしてみると、1時間の同程度の面積・負荷の草刈りをするとして、エンジン式は充電式(ものにもよるが)よりも20倍以上のランニングコストがかかると分かりました。1年に50時間の刈払機による草刈りをするとしたら、年間にしてその差は5000円を超えそうなくらいです。

充電式はイニシャル(とくにバッテリー代)が高くつきやすい一方、ランニングコストはエンジン式より抑えられるので、長い目でみればそれほど出費の差は大きくないかと思います

とはいえパワー不足では作業性が悪く、時間もコストもかかるため、充電式を買うならマキタの36V仕様(18Vバッテリー2個付け)がマストでした。40V仕様の刈払機もありますが、こちらはどうも手に余るくらいに自分にはオーバースペックのようでしたので候補から外しました。

充電式刈払機、フロントモーターかリアモーターか

とりあえず、新規で充電式刈払機を購入することに決めたのですが、すでにマキタの18Vバッテリーを所有しているため、メーカーはマキタ一択でした。

充電式刈払機のモーターの位置は大きく2パターンあり、ひとつは機械フロント部(チップソー装着上部)、もうひとつは機械リア部(バッテリー装着ハウジング部)です。

これまでの歴代のマキタの充電式刈払機はほぼフロントモーターだったようですが、割りと最近、リアモーター式の刈払機も発売されているようでしたので、それぞれの長所短所を比べながら、どちらを選ぶのかを決めないといけません。

簡単にメリットとデメリットを挙げると、フロントモーター式はチップソーなどの回転部のすぐ上部にモーターがあるため伝送ロスが少なく、バッテリーが長持ちするメリットがある一方、モーターのある先端部が重くなってしまうということと、同部が雨や細かい塵などの過酷な環境に置かれやすく故障に繋がりやすい、また夏場にモーター部の加熱で機械が止まってしまいやすいというデメリットがあるようです。

一方、リアモーター式のメリット・デメリットは上記の逆になりますが、さらに竿の中を通るシャフトでモーターの回転を伝えている分、エネルギー伝送ロス以外にも振動が大きかったり、重量的に重くなったり、またシャフト部ほかモーター部のブロワー?の騒音が上乗せされたりするデメリットがあるようでした。

フロントモーター式であれば、MUR368という型番を、リアモーター式であればMUR369という型番を検討していましたが、フロントモーターの368のほうがリアモーターの369より1万円ほど安く買えるということも加味して考えました。

そして、安価で手に入るマキタ互換バッテリーのこともいろいろ調べました。専門知識のある方が実験・検証をしているネット動画などを通じて、割りと信頼できそうな互換バッテリーを見つけることはできましたが、その互換バッテリーを18V+18Vの36Vで使うことにリスクがあるようなレビューも散見されて、やはりリスクが高いと考え、バッテリーに関しては純正ベースでいくことにしました

純正バッテリーとなると、非常に高価でいくつも所有することはできません。なので、使用可能時間が非常に短くなるリアモーター式の369は今回諦めて、今回は368のほうを選ぶことにしました。

フロントモーター式の368の使用可能時間は、実際にこの商品を使っている方のYoutube動画などを見てみると、平均して、中速の場合1時間10~20分ほどとなるようです(18V6Ah✕2)。

MUR368LDG2 を購入

して、今回新たに購入した充電式刈払機は、マキタの「MUR368LDG2」です。

ハンドル形式については、これまで所有した刈払機はすべてU字ハンドルでしたが、畦畔の斜面や畝間などで使う際に取り回しがしずらかったりハンドル自体が作物の枝にひっかかってしまったりということが多く非常に面倒でした。そのため、今回は初めてループハンドル式を選びました

平地についてはウイングモアという自走式草刈機で刈るので、刈払機で平地を刈ることはあまりありません。車(軽バン)に積むときも、ハンドルがU字よりだいぶ小さいので、嵩張らずに助かります。

価格は、ポイントバックなどを考慮して、実質55,000円ほどでした。これには、刈払機本体のほか、純正充電器と純正バッテリー(18V6Ah✕2)が付属しています。

来月(2022/10)にまたマキタ製品の一部値上げ情報があるので、それに間に合うように購入できてよかったです。

現時点ではまだ商品は届いていませんが、使用後にまたレビューをしてみたいと思います。

道具でテンションを上げて、少しでも草刈り作業自体が「楽しみ」に変わればと思います^^;


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