にんにくスプラウトの作り方


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こんにちは、今年も畑ににんにくの種まきを終えて、10月に入ってだいぶ芽が揃ってきました。

こんな感じです。

うちは毎年、楽天の「生姜工房」さんで種にするにんにくと生姜を購入させて頂いています。

今年は、ホールの有機にんにくを10kg購入。1畝670穴分ですが、10kgのうちバラすのは7kgのみで、残り3kgはフリマで販売してしまいます。

上記商品の7kgのホールにんにくをバラすと、極端に小さいものを除いて1000個ほどの鱗片が採れ、そのうち670個ほどは種用として畑に植え付けるので、330個ほどが余ります。うちでは、その330個ほどのあまりを水耕栽培でにんにくスプラウトにしています(自家用ほか販売も)。


にんにくスプラウト(ガーリックスプラウト)を作る際にうちで使用するのが、鱗片を1粒ずつ入れるためのプラスチック製のプラグトレイ(セルトレイ)というものと、水を溜めてセルトレイをその上に置くための受け皿トレイです。必要なのは基本これだけ。

実際に写真で見ていただいたほうがイメージしやすいと思いますので、参考に写真を貼ります。

これは、プラグトレイににんにくの鱗片を入れ、水を溜めた受け皿トレイの上に置いて、栽培を開始してから3日ほどたった状態の様子です。

すでに芽が出てき始め、プラグトレイを持ち上げて見ると、しっかり根っこも張ってきています。

ちなみに水交換途中のため、水は一時的に張っていません。

プラグトレイと受け皿になるトレイは、全国のホームセンターであれば大抵どこでも取り扱いがあるはずです。プラグトレイにもいろいろな種類があり、僕が使っているのは200穴(20列✕10列)のもの。大きな鱗片であれば、128穴(16列✕8列)のものがちょうどよいでしょう。

プラグトレイは1枚百数十円で買えますのでリーズナブルです。

また、プラグトレイは約60cm✕30cmありますが、同じ200穴でもメーカーなどによってそれより少し短いものなどがあります。いずれにせよ、使用するプラグトレイが入る大きさの受け皿トレイを探してみてください。

上の写真のように、プラグトレイの中から根っこが下に出てきますので、水自体はそれほどたくさん入れる必要はなさそうです。あまりたくさん入れると水換えの際、持ち歩いている途中で水がこぼれやすくなってしまうので、深さ5~6mmで、水が腐らないよう、できれば1日1回、最低でも2日に1回は水を換えたほうがベターです。

そして、栽培開始から1週間ほどすると、芽が15cmほどに伸びて収穫時期になります。とにかく収穫までが早いです!

生育差はありますので、大きく育ったものから順次収穫するといいでしょう。とくに自家用にするのであれば、毎日ちょうどよい生育具合のにんにくスプラウトが採れるので、むしろ好都合です。

収穫したにんにくスプラウトは、いろんな料理に使えますが、うちではもっぱら素揚げが多いですね。軽く岩塩をかけて食べると本当に美味しいです^^;


最後にいくつか注意すべき点について。

販売されているにんにくは、同年初夏に収穫されたものであれば、収穫から9月くらいまで休眠しているため、にんにくスプラウトを作ろうとしても発芽しないということが起こりえます。休眠打破する方法もないわけではなさそうですが、9月下旬以降ににんにくスプラウトにするのがやはり確実だと思います。

また、にんにく鱗片には当然根がでる方と芽がでる方があります。一番上の写真のように尖っているほうが芽がでるほうになりますので、上下逆にならないようお気をつけください。

最後に、注意点ということでもありませんが、にんにくの芽は特に光指向性がないので、常に横から光が当たっていても、かいわれ大根のように光の方向に曲がることはありません。玄関先など涼しい場所に置いておいても問題ありません。


にんにくスプラウトは芽から根っこまですべて食べることができます。鱗片自体の味もマイルドになって食べやすくなり、口のなかのにんにく臭も弱くなると思いますので、ぜひ一度お試しください!